HG ガブスレイ
(2020年7月頃制作)
HG ガブスレイです。Zガンダムに登場するティターンズの可変モビルスーツ。ジェリドとマウアーのコンビでカミーユのZガンダムと戦ってたやつです。2対1なのにまた負けてましたが。両脚壊されてもあきらめずにアーガマに特攻かけたりとかだいぶ頑張ってましたけど結局敗走しちゃいましたね。相手が超絶ニュータイプのカミーユじゃ勝てなくても仕方ないんでしょうけど…。
ジェリド君、ティターンズのエースパイロット的な立ち位置なのにポンコツ感がぬぐえないんですよね…。次々新型MS乗り回してはカミーユにやられて壊しちゃうし。同僚次々に死なせちゃうし。そもそもガンダムmkⅡのテスト飛行で事故ってるし。それでもなんか憎めないキャラなんですが。ニュータイプと対峙しなくちゃいけなくなったオールドタイプの辛さ、みたいなのを背負ってるんでしょうね…。
今回は初めての全塗装に挑戦してみました。
外装のティターンズブルーと、胸のあたりのゴールドにガンダムマーカーエアブラシを使いました。それ以外のパーツは水性ホビーカラーの筆塗りです。
トップコートは光沢ありにして、Zガンダムに登場する機体っぽさを出してみました。アニメだとZガンダムの機体は光沢感のある表現がされてると思うので。
全塗装のテーマはティターンズカラーへの色替え、です。
自分好みの色に塗ってみようということで、どんな感じがいいかなぁ、と考えたときに、ティターンズの機体なんだからティターンズカラーで塗ってみよう、という発想です。ティターンズカラー、好きなのです。渋くてかっこいいです。
色替えするときに単純に好みで塗っちゃってもぜんぜんOKだと思うのですが、個人的には設定をあれこれ妄想しながら色を考えるのが楽しいです。
今回のは、「ジェリドが使ってたガブスレイの機体は先行開発版なので暫定的に茶色のカラーリングだったけど、正式に量産化して配備されたらティターンズカラーで塗装されるだろうな」っていう妄想から来てます。まあジェリドが壊した後アニメには登場してないので量産化されたのかどうかは不明なのですが、あくまで妄想ってことで。
あと今回は色替えだけじゃなくて、情報量を上げる工夫もいくつか試してます。
腰前側の装甲の平らなところがさみしかったのでスジ彫りを追加してみたり。
コーションデカールをいくつかそれっぽいところに貼ってみたり。細かくシルバーやゴールドの部分塗装を入れてみたり。
パーツのエッジのこすれを表現するためにタミヤのウェザリングマスターの金属系のやつを機体各所に使ってみたり。
あとガブスレイのこのバーニアマシマシ感、ロマンが詰まっててとても好きです。数えてみたら全部で22基バーニアがついてます。装甲裏側のチラ見えするところに配置されてるのもたまらんですね。
ちなみに可変モビルスーツですが変形はさせてません。塗装剥げそうっていうのもありますが、ガブスレイの変形後の形状がなんか虫みたいなのですきじゃない…。人型の時のほうがかっこいいです。
特にこの悪そうな顔つきとかいいですよね。連邦の機体なのに連邦感まるでなしという潔さ、嫌いじゃないです。
ティターンズの機体、マラサイにしろガブスレイにしろ、ジオンの技術を取り込んで連邦の技術と融合させて独自の路線で開発されてる感がありますね。でもその後の宇宙世紀の連邦系MSにはこの路線は引き継がれてない感じがするので、ティターンズ失脚と一緒に放棄されちゃったんでしょうかね。(バイアランとマラサイはガンダムUCでも登場してましたね。でもマラサイはなぜかジオン残党側の機体として出てますよね。なんでだろう?)そういう裏設定的なのを考察してみりするのもガンプラの楽しみだなぁ、と思ったりします。酒飲みながらそういうこと考えるの楽しすぎw
HG マラサイ
(2020年5月頃制作)
HGマラサイです。Zガンダムに登場した「ターンが速い」新型ですね。ジェリドとカクリコンの連携でカミーユのガンダムMk-Ⅱと戦ってたやつです。2対1なのに負けてましたが。
さて、このキット制作の一番楽しかったポイントは、タミヤのウェザリングマスターを使ったお手軽ウェザリング。
関節パーツを黒鉄色で部分塗装したところに、パーツのエッジだけウェザリングマスターのライトガンメタルを塗りつけてます。
これの何がいいかというと、パーツの角がこすれて塗装が剥げたせいで内部素材の金属色が露出しちゃってます感が簡単に出せるところ。黒鉄色はもともと光沢ありのメタリック塗料なので、その質感と相まっていい感じの使い込まれた金属感が出せるのです。これは良いものです。
あと、武器をダークグレーで塗ってあるのですが、その武器の角になるってる部分にもウェザリングマスターを塗りつけてます。
武器って割と雑に扱われると思うんです。弾切れしたらそこらへんに捨ててったりとか。(きっと戦闘終了後に回収してると思う。もったいないから。)なので、角っこがこすれて傷んでくると思うのです。その感じがウェザリングマスターを塗りつけるだけで簡単に出せる。これがほんと楽しかったですね。こんなお手軽にリアルな表現ができるんだ!って。
ただ注意点としては、ウェザリングマスターは基本粉っぽいので、塗りつけた後にクリアのトップコートとかでカバーしてあげないと触るたびに取れてきちゃうところですね。そこだけ気を付ければ大丈夫。
あとは各部の外装パーツのエッジにもウェザリングマスターを入れてパーツ同士のこすれによる塗装剥げの表現をしてみてます。なかなかいい感じにできたんじゃないかと個人的には思ってます。楽しいあまりやりすぎた感もありますけども。
あと、部分塗装で動力パイプの色とかバックパックの色とか自分好みに変えちゃってます。設定どおりに塗ることよりも自分の好みを重視しているので。パイプ類は焼鉄色で渋い感じに、バックパックは存在感を出したかったので装甲の色とはあえて変えてダークグレーにしてみてます。ガンダムマーカーエアブラシで塗ってたかな。
あとはちょっとだけスジ彫り追加とピンバイスによる穴あけでディテールアップを試みてます。まあ、これは正直あんまりいい感じにはできなかったですね。適当にやっちゃダメですね。どうしたらかっこよいディテールアップになるのか?をよく考えてやらないといかにも「適当に付けました」感が出てしまう。ここはまだまだ勉強の余地ありですね。スジ彫りも失敗してて、余計なところにキズが入っちゃってます。もっと練習して腕を上げないといけないですね。
ちなみにスジ彫りにはクレオスさんのラインチゼルを使ってます。BMCタガネのほうが人気ある気がしますが、違いがよく分かってないのでクレオスさんのでいいや、って。似たようなことできるし。
モノアイは今回はキット付属のホイルシールを使ってます。キラキラ感のあるシールは積極的に使っていきます。お手軽でかっこいいので。
全身はこんな感じ。
全体にはガンダムマーカーのリアルタッチマーカーを塗りたくってから拭き取るフィルタリングで色を落ち着かせるようにしてます。スミ入れはこれで兼ねてるので追加で作業とかはしてないです。
最後にいったんパーツにばらして外装パーツのみつや消しトップコートして組み立てて完成にしてます。関節パーツは金属感を出したかったので光沢ありの黒鉄色塗装のまま。トップコートはしてないので、触るとウェザリングマスターがとれちゃいますが、まあ関節パーツだからそんなに触ることもないだろう、ってことで。
民間人が下から見上げてるイメージで一枚。戦場で戦闘に巻き込まれてこいつに出くわしたらこんな風に見えて怖いんだろうな、っていういうのを再現。
マラサイ、あんまり人気あるイメージないですが、個人的には好きなモビルスーツです。ごつくてがっしりした体形が好みなのです。連邦のMSなのに連邦らしさまったくないですけどね。
HG ジム・クゥエル
(2020年5月頃制作)
HG ジム・クゥエルです。ティターンズ用のジム、のようです。
ガンダムのアニメには出てこないので実はよく知らないモビルスーツなのですが、売り場で箱絵を見てたらカッコいいなと思ったので買ってみたキット。ジム系なので作りやすそうだな、ということでガンプラ制作の練習用にしたやつです。
当時は今ほどガンプラ品薄状態ではなかったので、こういうキットがお手軽に手に入ってたんですよね。今から考えると練習台にするとかすごい贅沢感ありますね…。
ゲート処理、スミ入れ、部分塗装、つや消しトップコートをやってます。まあ、練習なので出来栄えは正直いまいちですね…。塗装のはみだしがきれいに処理できてなかったり、トップコートもちゃんとできてなくてつや消しがザラザラしちゃってたり。ゲート処理はデザインナイフでやってみたのですが、ちゃんと処理しきれてなくてゲート跡が見えちゃってますね…。
ちなみに部分塗装はガンダムマーカーで直塗りしてます。シルバーの部分とメタリックグリーンの部分ですね。
あと今回初めてガンダムマーカーエアブラシを使ってみました。バーニアとか肘関節とかパーツ丸ごとシルバーの部分に使ってます。
これ、うまく塗るにはコツがいるのですが、コツさえつかめばすごいきれいに塗れます。まったくムラにならない。感動ものです。エアブラシというものの良さにハマった瞬間でした。
ちなみにこのポージングは、実際モビルスーツで戦闘になったらこんな姿勢で撃つんだろうな、っていう想像で作ってます。
体を斜めにして構えることで被弾面積を減らしつつ、極力シールドで体の多くを隠しながら膝とかの装甲の厚いところを前に向けてる、そんなイメージです。
でもこれ相手が実弾兵器だから意味のある姿勢だけど、ビームライフル撃ってこられたらどうしようもないよね、っていう気がしますねw
キット自体は予想通り作りやすかったですね。作りやすいうえにかっこいいです。練習台にしてしまったのは正直もったいなかったな、と思います。
というわけで、その後また売ってるのをお店で見かけたので追加購入して積んであります。今度はちゃんと手間暇かけてかっこよく仕上げたいものです。
HG量産型ザクⅡ(オリジン版)
(2020年4月頃制作)
ガンダムorigin版の量産型ザクⅡです。HGシリーズです。
この回の制作テーマは「フィルタリングに挑戦!」でした。キットの成型色のままでも悪くはなかったのですが、もうちょっと暗くて渋めの色にしたいなーと思ったのでやってみました。
使ったのはガンダムマーカーのリアルタッチマーカーというシリーズ。要するに水性ペンですね。塗ってもすぐには乾かないので拭き取ったりぼかしたりができるやつです。あと下地の色が透けます。下地の色とリアルタッチマーカーの色が混ざって狙った色味になるように調整する、というのが今回のフィルタリングのやり方でした。
やり方はお手軽で、リアルタッチマーカーを全体に塗りたくってからティッシュでいい感じにふき取るだけ。なのですが、作業としてはけっこう大変で。
まず、所詮はペンなので細いんですね。なので単純に塗りたくるのが大変。こういう時は筆のほうがいいなーと思いましたね。
あとティッシュでふき取る時の具合をうまく調整するのが難しいです。拭き取り具合をうまく均等にしないと場所によって色味が変わってしまいムラに見えてしまいます。まあそれも「味」だと思えばいいのですけど。
ちなみに濃いグリーンの部分は「リアルタッチレッド1」という色を使ってます。緑の下地にあえて補色を載せたらいい感じにくすんだ渋い色になるかなーと思ったので。けどやってみたらいまいち妙な質感になったなぁ、という感想。くすみ方がきれいじゃないというかなんというか。まあ妙な質感ではありますが何となく雰囲気は出たのでこれでいいか、というところですね。
薄いグリーンの部分は普通に彩度が落ちるように「リアルタッチグレー1」を使いました。こちらはまあ狙い通りですね。
この手法を使うとモールド部分にスミ入れしたのと同じ効果がでるので一石二鳥だったりします。スミ入れの手間が省けますね。
それから、部分塗装には水性ホビーカラーを使っています。この頃から本格的に使い始めました。筆塗りです。関節のパーツは赤鉄色、武器類はダークグレーで塗ってます。バーニアは焼鉄色だったかな…(忘れた)。
あと武器にピンポイントで入れてるシルバーはガンダムマーカーのシルバーです。こういうちょい塗りはほんとガンダムマーカー便利。
この頃はまだ筆塗りの希釈具合がいまいちつかめてなかったのでちょっと厚塗り感が出ちゃってますね。あんまり薄めずに塗料多めでもったり塗る感じにしてました。その方が乾いた後にムラになりにくい感じだったので初心者向きかなと思います。(ほんとは薄く何度も塗り重ねるのが良いのでしょうけど、あれけっこう慣れがいると思うんですよね…。)
仕上げとしては、関節部分は赤鉄色のつや感を出しつつ、外装パーツはつや消しトップコートでつや消ししてます。そういうメリハリがかっこいい気がしたので。っていうかかっこいいです。外装の隙間から見える関節だけがギラっと光ってる感じとか、たまらん。
関節部と外装とで仕上げを変えないといけないので、組み立ててからまとめてつや消しトップコート、というやり方ができないです。ま、この頃は合わせ目を消すという概念がなかったので、普通にパーツバラバラの状態でトップコートしてから組み立ててました。合わせ目もディテールの一種だ!と思うことにしてましたね、当時は。合わせ目消しする技術がなかっただけですけども。
このオリジン版のザクはHGだけどもモールドもたくさん入ってるし、シールもかっこいいので普通に作るだけでもいい感じになると思います。あと可動もよくって普通に膝立ちできます。片膝ついてどでかい対艦ライフル構えてるポーズ、個人的お気に入りです。
一点だけ惜しいのは、モノアイがシール式なのですが、それがホイルシールじゃないところかな。このシールはキラキラしててほしかった…。まあ、モデラーなら自分でどうにかしなさいよ、ということなのですが。これがきっかけでこれ以降の制作ではモノアイにこだわりを持つようになりましたね。そういう意味ではこれはこれでよかったのかな。
総じて、今回のオリジン版ザクはけっこうお気に入りの仕上がりにできたかなーと思います。今でも部屋の展示スペースのレギュラーにしてます。渋く仕上げたザクはかっこいい。
こういう、うまく仕上げられた経験が元になってどんどんガンプラにはまっていくという好循環を生む、というか沼にはまり込むというか、そういうキットでした。
RG ガンダムMk-Ⅱ
(2020年3月頃制作)
普通に作るだけでもかっこいいRGシリーズの中から個人的に好きなモビルスーツtop5に入るガンダムMk-Ⅱを作成してみました。この時のテーマは、「スミ入れをちゃんとやる」「部分塗装しっかりやる」「光沢トップコートする」でした。
スミ入れはガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンを使ってます。しっかりモールドになってるところはインクがすーっと流れてくれて気持ちいいですね。ちょっと色が濃すぎたかな、という気もしますが、まあメリハリがついていいんじゃないかな、という感じです。ホントいうともうちょっとさりげない感じでもよかったかもですが…。
部分塗装は主にガンダムマーカーのメタリックを使ってます。額のアンテナとか胸のダクト?に使ってるガンダムレッドゴールドがお気に入りです。いい感じのゴールド感と塗りやすさを兼ね備えてます。適当に塗ってもムラになりにくいというか。いい塗料だと思います。
逆にバックパックのスラスターに使ってみたメタリックオレンジはなかなか苦労しました。あんまり発色してくれないのと、塗料の成分が流れて隅にたまりやすい感じがしました。また塗膜が弱いのかマスキングテープと一緒にはがれてしまったり…。一口にガンダムマーカーといっても中身はいろいろですね。
あとバックパックのバーニアに初めて水性ホビーカラーの焼鉄色を使ってみました。筆塗りです。面積が小さければ筆塗りでもムラになりにくいのでやりやすかったですね。焼鉄色、派手過ぎない渋い感じの金属光沢感が良い感じでこれもお気に入りです。今ではレギュラー塗料入りしてて、ちょいちょい使っています。
ツインカメラ(目ですね)もガンダムマーカーのメタリックで塗ってます。その周りの黒いところとの塗り分けが難しいのなんのって感じでした。すごい細かいとこですし。
トップコートを光沢にしたのは、Zガンダムのモビルスーツってアニメの作画的になんかつやつやしてるなーと思ったのでやってみました。Mk-Ⅱは序盤の主人公機だし、ヒロイックな感じもしていいかな、と思ったので。光沢つやつや仕上げだとなんとなく車の塗装みたいなので兵器としてはどうなんだろう、と思ったりもしましたが。まあそのへんは気にしない。
ちなみにトップコートはスプレー塗装したのですがまだ慣れてなかった頃なので、1か所に吹き付けすぎてスミ入れ塗料が溶け出してにじんでしまうという失敗をしてたりします。スプレー塗装は吹きすぎに注意が必要ですね。このへんは練習して経験を積むしかないのかなーと思ってます。言葉で説明するには加減が難しいですからね。
あと全体的にシール貼りには気を使いました。モールドと重なったり、角を巻き込むような貼り方をするとはがれやすいんじゃないかという気がしたので、モールドを部分を避けて貼ったり、角を巻き込まないように余白部分を切り取ってみたり工夫をしてます。
まあ、それでもシール貼ってる感はなかなか消えないですねぇ。トップコート1回吹いただけではだめなのかもしれません。
上の画像とか、エウーゴのロゴのシールの境目が分かっちゃいますね。やはり水転写デカールがほしいところです…。
ちなみに、「AG 004」っていうのはアーガマ搭載の4番機っていう意味であってるんでしょうかね。クワトロ専用の赤いリックディアスとアポリー、ロベルト用の黒いリックディアス2機がすでにあったので、このMk-Ⅱは4番機、なんでしょうか。という妄想をして楽しんでたりもします。こういうのガンプラの面白いところですよね。
全体としては、外装部分は光沢感のある仕上げにして、内部フレームはつや消しにするという方針で作ってます。全部つやつやにするよりメリハリがあっていいかなと思いまして。結果としては成功したかな、と思います。
Mk-Ⅱはこの初代ガンダムの正当進化系って感じのデザインが好きですね。それでいて時代の進歩も感じさせる洗練されたデザインとかもかっこいいです。スマート過ぎずちょっとごつめな感じとかも自分好みで良きす。あとなんかMk-Ⅱはビームライフルよりもバズーカのほうが似合うと思ってます。異論は認めますw
RG 量産型ザクⅡ(失敗)
(2020年2月頃制作失敗)
この頃はRGシリーズのガンプラをメインに制作してこう、と思ってたので選んだのがRGザクⅡ。
前回リックドムで部分塗装を練習したので、今回はそれに加えてつや消しトップコートに挑戦してみよう、というコンセプトでした。
が、これに見事に失敗。
トップコートを吹くときに大まかにパーツごとに分割してました。股間部分の関節軸をはずして、脚と腰を分けて持ち手棒につけて。
で、そのときよく分かってなかったので、関節軸に特にケアしてなかったのですよね。これが間違いで。関節軸につや消しトップコートが吹きかかったことでその塗膜ぶん厚みが増してしまったんですよね。で、脚パーツを腰パーツにはめ込もうとしたときにはまらなくなっちゃいました。
ここで、本来なら関節軸にやすり掛けとかすればよかったんですが、当時の自分にそういうリカバー技術も知識もなく。無理やりはめ込んでしまったんですね。
で、無理やりだけどはまったからとりあえずいいや、で放置しておいたら関節軸が見事に固まってしまいまして。たぶんつや消しトップコートのざらざら成分が摩擦を強めてたんでしょうね。可動ができなくなっちゃいました。
これはいかん、ってことでいったん外してやすり掛けしようとしたのですが、これが全然外れてくれない。
で、無理やり外そうとした結果が上の写真のとおり。関節軸をねじ切ってしまいました…。左右両足とも。
折れた、ではなくてねじ切れた、なので修復する方法も思いつかず。心も折れてしまいここで制作を断念。初めてプラモ制作に失敗するという経験となりました。
これ以来、トップコートを吹くときは関節軸にマスキングテープを巻くようにしています。失敗しちゃいましたが、まあいい勉強になったということで…。
HG リックドム
(2020年1月頃制作)
ガンプラ3体め。HGリックドムです。ドムかリックドムか選んで作るキットですね。なんとなくリックドムのほうが好きなのでこちらで組んでみました。モビルスーツって宇宙で戦うのが似合うと思うんですよね。陸戦タイプも好きですけど、モビルスーツのバーニアとかってやっぱり宇宙で使うものだよね、っていう気がするので。
全体像はこんな感じ。ドムのデザイン、かっこいいですよね。どっしり感が重戦車っぽい感じを醸し出してて良いです。
このリックドム、部分塗装の練習しようと思って購入したんですよね。この頃はどちらかというとRGシリーズのほうが好きで。HGはお値段お手頃だし組むのも楽そうだから練習にはちょうどいいかな、ということで。当時は普通にお店でガンプラ売ってた時代だったのでドムが買えてました。今となっては入手困難なキット代表格、という感じですが。HGシリーズで練習して腕を上げたら、RGのνガンダムとかサザビーとかに挑戦したいな、と思ってた頃でした。
部分塗装やってみようって思ったのは、RGシリーズのシール貼りが難しくてうまくできなかったので、だったら塗装しちゃった方がうまくいくのでは?という理由でした。ちょうどガンダムマーカーというお手軽な塗装グッズがあって、これ使えば簡単にメタリックが塗れる!と思ったので手を出した感じですね。
この膝関節部分、キットでは紫の成型色だったのですが、頑張ってダークグレーとゴールドで塗り分けてます。ガンダムマーカーのゴールド、きれいな発色してくれるんですよね。マーカーで直接塗ってるだけなんですがムラにもなりにくい感じがします。まあ、よく見るとはみ出しちゃったりはしてるんですが、練習だからってことにしてそんな気にせずやってました。
脚の装甲のモールドは何かのセンサーっていうことに見立ててブルーのメタリックで塗ってます。ガンダムマーカーは消しペンというのもあって、はみ出したところはそれで消すことができてこういうくぼんでるところを塗るにははみ出しを気にせず使えて便利です。
あと何気に太ももにスジボリ追加の練習もしてます。これはあんまりきれいにできなかったですね。スジ彫りは初心者には難しいです。もっとうまくなりたいなぁ、と思ったのもこの経験あってこそだったりします。
あと胸の部分のグレーはガンダムマーカーの塗料を塗料皿に取り出して筆塗りに挑戦してみたものです。マーカー直だとどうしてもムラになってしまうので筆で塗ったほうがうまくいくかなと思ったので。でも結局筆で塗るのも難しくて、厚ぼったい感じになっちゃいました。筆の塗りすじとかもどうしても残ってしまいます。こういうのももっとうまくなりたいなぁ、と思うポイントでしたね。
顔部分の赤いパーツは赤のメタリックで塗ってます。何度か塗り重ねるという技を使ってきれいに発色させることができました。個人的お気に入りポイントです。
それから、成型色そのままの部分が全体的にプラスチックの質感がしっくりこなかったので、粗目のやすり掛けをしてちょっとキズを入れることで質感のコントロールを試みてます。当時はトップコートでつや感のコントロールができるって知らなかったので。めんどくさい作業ではありましたが、そこそこ思う感じにできたかなと個人的には思ってます。
そんなわけで、個人的にはなかなかいい感じに仕上がったと思っているHGリックドムでした。こいつが自分なりにではありますが思いのほかかっこよく仕上がったこと。あと「もっとうまく作れるようになりたいな」と思うポイントが見つかったこと。このへんが重なってガンプラ沼にはまっていく入口となったキットでした。
ドムいいですよ。皆さんもお店で見つけることができたら一度手に取ってみるとよいと思います。