kei_kei プラモ blog

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HG 陸戦型ジムが良すぎて手が出せなかった話

(2021年4月頃制作)

HG 陸戦型ジムです。08小隊のやつ。

とりあえず素組みした時点で「これはこれ以上触らないほうが良いやつだ…」と感じた、そんなキットです。

最初はこれウェザリングの練習しよう、と思ってたんですよね。陸戦型だし、地上で使われてる感じを出すウェザリングを。練習しないとうまくならないので。で、とりあえず素組みして様子を見よう、という所で手が止まったんですよね。「このキット汚すのもったいなくない?」と心の声が聞こえたので。

まずこの成型色。すごい良いバランスだと思ったのです。オフホワイト?っぽい微妙な白と落ち着きのあるオレンジの組み合わせが絶妙にカッコいい。そこにダークグレー?の関節部などがアクセントとして機能して要所を引き締めてる。このバランスを汚しで崩してしまうのは良くない。そう思ったのです。

次に各所に入ってるディテール。これがしっかりメカニカル感というか兵器感を出していて、なおかつ、うるさすぎることもなく、いいバランスで情報量が作りこまれてる。これに汚しを入れたりスミ入れしたりするのもかえってバランスを崩してしまう気がして。何もしないでディテール表現のモールドで自然な陰影を見せてる方がカッコいい。そう思ったのです。だから汚しどころかスミ入れもあえてやってないです。

またこの付属のシールの色やサイズが完璧にフィットしてるんですよね。ダークグレーの成型色と完璧に一致した色。そしてまるで塗装したかのようなフィット感。上の写真の足首当たりにある台形のグレーのとこ、シール貼っただけです。塗装してません。

あと胸の部分の三角マークも付属シールです。シールのホワイトの色も成型色とばっちり同じで違和感なし。

あとは全体的なプロポーションも良いですよね。量産機ってどうしてもやられ役みたいな位置づけだったりしますけど、この陸戦型ジムは全然そんなことない。むしろ強そう。

というわけで、つや消しトップコートをした以外は何も手を入れてない素組み状態で完成としました。特に気なる合わせ目とかもないです。とてもよくできたキットだと思います。

唯一しくじったのは、目の部分のクリアパーツ、仮組みのつもりではめたら外せなくなってしまい、仕方ないのでそのままつや消し吹いたら曇りガラスっぽくなってしまったところ…。まあ、これはこれでカッコいいかなと後になって思えてきたのでヨシとしてます。

最後に屋外撮影もやってみたので写真を乗せときます。

晴れた日の屋外撮影って光の当て方がなかなか難しくて奥深い感じがしますね。これはこれで練習が必要かな、と思っている次第。

 

というわけで、HG 陸戦型ジムでした。キットのあまりの良さに手を出せず今回は素組み+つや消しトップコートのみで完成としましたが、とても満足いく仕上がりです。

次はこれに自分なりの表現を足してもっといい感じに仕上げられるように精進あるのみ、ですね。