kei_kei プラモ blog

プラモは楽しい。ただそれを垂れ流すだけのブログ。

HG量産型ザクⅡ(オリジン版)

(2020年4月頃制作)

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ガンダムorigin版の量産型ザクⅡです。HGシリーズです。

この回の制作テーマは「フィルタリングに挑戦!」でした。キットの成型色のままでも悪くはなかったのですが、もうちょっと暗くて渋めの色にしたいなーと思ったのでやってみました。

 

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使ったのはガンダムマーカーのリアルタッチマーカーというシリーズ。要するに水性ペンですね。塗ってもすぐには乾かないので拭き取ったりぼかしたりができるやつです。あと下地の色が透けます。下地の色とリアルタッチマーカーの色が混ざって狙った色味になるように調整する、というのが今回のフィルタリングのやり方でした。

 

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やり方はお手軽で、リアルタッチマーカーを全体に塗りたくってからティッシュでいい感じにふき取るだけ。なのですが、作業としてはけっこう大変で。

まず、所詮はペンなので細いんですね。なので単純に塗りたくるのが大変。こういう時は筆のほうがいいなーと思いましたね。

あとティッシュでふき取る時の具合をうまく調整するのが難しいです。拭き取り具合をうまく均等にしないと場所によって色味が変わってしまいムラに見えてしまいます。まあそれも「味」だと思えばいいのですけど。

 

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ちなみに濃いグリーンの部分は「リアルタッチレッド1」という色を使ってます。緑の下地にあえて補色を載せたらいい感じにくすんだ渋い色になるかなーと思ったので。けどやってみたらいまいち妙な質感になったなぁ、という感想。くすみ方がきれいじゃないというかなんというか。まあ妙な質感ではありますが何となく雰囲気は出たのでこれでいいか、というところですね。

薄いグリーンの部分は普通に彩度が落ちるように「リアルタッチグレー1」を使いました。こちらはまあ狙い通りですね。

この手法を使うとモールド部分にスミ入れしたのと同じ効果がでるので一石二鳥だったりします。スミ入れの手間が省けますね。

 

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それから、部分塗装には水性ホビーカラーを使っています。この頃から本格的に使い始めました。筆塗りです。関節のパーツは赤鉄色、武器類はダークグレーで塗ってます。バーニアは焼鉄色だったかな…(忘れた)。

あと武器にピンポイントで入れてるシルバーはガンダムマーカーのシルバーです。こういうちょい塗りはほんとガンダムマーカー便利。

 

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この頃はまだ筆塗りの希釈具合がいまいちつかめてなかったのでちょっと厚塗り感が出ちゃってますね。あんまり薄めずに塗料多めでもったり塗る感じにしてました。その方が乾いた後にムラになりにくい感じだったので初心者向きかなと思います。(ほんとは薄く何度も塗り重ねるのが良いのでしょうけど、あれけっこう慣れがいると思うんですよね…。)

仕上げとしては、関節部分は赤鉄色のつや感を出しつつ、外装パーツはつや消しトップコートでつや消ししてます。そういうメリハリがかっこいい気がしたので。っていうかかっこいいです。外装の隙間から見える関節だけがギラっと光ってる感じとか、たまらん。

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関節部と外装とで仕上げを変えないといけないので、組み立ててからまとめてつや消しトップコート、というやり方ができないです。ま、この頃は合わせ目を消すという概念がなかったので、普通にパーツバラバラの状態でトップコートしてから組み立ててました。合わせ目もディテールの一種だ!と思うことにしてましたね、当時は。合わせ目消しする技術がなかっただけですけども。

 

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このオリジン版のザクはHGだけどもモールドもたくさん入ってるし、シールもかっこいいので普通に作るだけでもいい感じになると思います。あと可動もよくって普通に膝立ちできます。片膝ついてどでかい対艦ライフル構えてるポーズ、個人的お気に入りです。

 

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一点だけ惜しいのは、モノアイがシール式なのですが、それがホイルシールじゃないところかな。このシールはキラキラしててほしかった…。まあ、モデラーなら自分でどうにかしなさいよ、ということなのですが。これがきっかけでこれ以降の制作ではモノアイにこだわりを持つようになりましたね。そういう意味ではこれはこれでよかったのかな。

 

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総じて、今回のオリジン版ザクはけっこうお気に入りの仕上がりにできたかなーと思います。今でも部屋の展示スペースのレギュラーにしてます。渋く仕上げたザクはかっこいい。

こういう、うまく仕上げられた経験が元になってどんどんガンプラにはまっていくという好循環を生む、というか沼にはまり込むというか、そういうキットでした。