HG マラサイ
(2020年5月頃制作)
HGマラサイです。Zガンダムに登場した「ターンが速い」新型ですね。ジェリドとカクリコンの連携でカミーユのガンダムMk-Ⅱと戦ってたやつです。2対1なのに負けてましたが。
さて、このキット制作の一番楽しかったポイントは、タミヤのウェザリングマスターを使ったお手軽ウェザリング。
関節パーツを黒鉄色で部分塗装したところに、パーツのエッジだけウェザリングマスターのライトガンメタルを塗りつけてます。
これの何がいいかというと、パーツの角がこすれて塗装が剥げたせいで内部素材の金属色が露出しちゃってます感が簡単に出せるところ。黒鉄色はもともと光沢ありのメタリック塗料なので、その質感と相まっていい感じの使い込まれた金属感が出せるのです。これは良いものです。
あと、武器をダークグレーで塗ってあるのですが、その武器の角になるってる部分にもウェザリングマスターを塗りつけてます。
武器って割と雑に扱われると思うんです。弾切れしたらそこらへんに捨ててったりとか。(きっと戦闘終了後に回収してると思う。もったいないから。)なので、角っこがこすれて傷んでくると思うのです。その感じがウェザリングマスターを塗りつけるだけで簡単に出せる。これがほんと楽しかったですね。こんなお手軽にリアルな表現ができるんだ!って。
ただ注意点としては、ウェザリングマスターは基本粉っぽいので、塗りつけた後にクリアのトップコートとかでカバーしてあげないと触るたびに取れてきちゃうところですね。そこだけ気を付ければ大丈夫。
あとは各部の外装パーツのエッジにもウェザリングマスターを入れてパーツ同士のこすれによる塗装剥げの表現をしてみてます。なかなかいい感じにできたんじゃないかと個人的には思ってます。楽しいあまりやりすぎた感もありますけども。
あと、部分塗装で動力パイプの色とかバックパックの色とか自分好みに変えちゃってます。設定どおりに塗ることよりも自分の好みを重視しているので。パイプ類は焼鉄色で渋い感じに、バックパックは存在感を出したかったので装甲の色とはあえて変えてダークグレーにしてみてます。ガンダムマーカーエアブラシで塗ってたかな。
あとはちょっとだけスジ彫り追加とピンバイスによる穴あけでディテールアップを試みてます。まあ、これは正直あんまりいい感じにはできなかったですね。適当にやっちゃダメですね。どうしたらかっこよいディテールアップになるのか?をよく考えてやらないといかにも「適当に付けました」感が出てしまう。ここはまだまだ勉強の余地ありですね。スジ彫りも失敗してて、余計なところにキズが入っちゃってます。もっと練習して腕を上げないといけないですね。
ちなみにスジ彫りにはクレオスさんのラインチゼルを使ってます。BMCタガネのほうが人気ある気がしますが、違いがよく分かってないのでクレオスさんのでいいや、って。似たようなことできるし。
モノアイは今回はキット付属のホイルシールを使ってます。キラキラ感のあるシールは積極的に使っていきます。お手軽でかっこいいので。
全身はこんな感じ。
全体にはガンダムマーカーのリアルタッチマーカーを塗りたくってから拭き取るフィルタリングで色を落ち着かせるようにしてます。スミ入れはこれで兼ねてるので追加で作業とかはしてないです。
最後にいったんパーツにばらして外装パーツのみつや消しトップコートして組み立てて完成にしてます。関節パーツは金属感を出したかったので光沢ありの黒鉄色塗装のまま。トップコートはしてないので、触るとウェザリングマスターがとれちゃいますが、まあ関節パーツだからそんなに触ることもないだろう、ってことで。
民間人が下から見上げてるイメージで一枚。戦場で戦闘に巻き込まれてこいつに出くわしたらこんな風に見えて怖いんだろうな、っていういうのを再現。
マラサイ、あんまり人気あるイメージないですが、個人的には好きなモビルスーツです。ごつくてがっしりした体形が好みなのです。連邦のMSなのに連邦らしさまったくないですけどね。