kei_kei プラモ blog

プラモは楽しい。ただそれを垂れ流すだけのブログ。

HG グフ

(2020年8月頃制作)

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HG グフです。「ザクとは違うのだよ!」で有名なやつです。ランバラル専用機と思いきやその後すぐに量産されててジオンすげーなって思った覚えがあります。基本的にそのまま量産する前提で開発してるんですねジオン開発陣。連邦との思想の違いが感じられます。

 

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今回はキャンディ塗装に挑戦してみたくてやってみたものです。

キャンディ塗装とは、シルバーとかメタリックな下地の上にクリアー系の半透明の塗料を乗せて金属感を演出する塗装の手法です。もとからメタリックの塗料を塗るのとはまた違ったキラキラ感が得られます。下地と上塗りという2層構造の塗膜が作れる効果によるものでしょうね。なんとなく実物の車とかに近い見た目になる気がします。

 

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御覧の通り、ギラッギラの仕上がりです。

全体を黒で下塗りしたあとシルバーを吹き付け、頭と脚と腕はクリアブルー、胸や膝や靴底はスモークグレー。胴体はクリアブルーとスモークグレーを混ぜて少し彩度を落とした色を吹き付けています。

この塗装はエアブラシでないと難しいと思われます。今回も充電型エアブラシで塗装しています。

が、エアブラシがあればきれいにできるかというとそうもいかないのがキャンディ塗装の難しいところ。

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シルバーの下地の上にクリアブルーを吹き付けているのですが、これを均一に塗るのがとても難しいです。熟練の技がないと無理なんじゃないかと思います。

キラキラ感でごまかせてますが、よく見るとパーツごとに微妙に色味が違ってしまってます。脚の外装は全部同じ色で塗りたかったのが狙いでしたが、意図せずちょっと色が変わっちゃってます。クリアブルーの塗膜の厚さで色味が変わってしまうので吹き付け加減の調整が非常に大変。というか、初めてではまず無理だな、ということであきらめてますw

 

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あとは基本塗装だけだと寂しかったので、白のラインをアクセントに塗装で入れてます。マスキングしてエアブラシ塗装です。

マスキングにはタミヤの曲専用のマスキングテープを使いました。伸縮性があってカーブに沿ってマスキングできるテープです。ビニールテープに質感が似てる。

ラインの幅が均等になるようにマスキングするのはなかなか大変でしたが気合で何とかしました。

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ついでに、せっかくなので派手に仕上げようと思い動力パイプをゴールドに塗装。青とゴールドの組み合わせは意外と映えますね。

キャンディ塗装のキラキラ感で情報量は十分かなと思ったので今回はデカールは無しにしました。

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仕上がりに関しては正直あんまり納得いってないですが、自分の技術力の問題もあってこれ以上どうにもならないなぁ、ってことでこれで完成としました。

けどまあ、全体でみてみると、なんかザビ家の偉い人専用MSって感じの風合いになったので、これはこれでありかな、と今では思ってます。実戦には使わないけど、ギレンのアニキが前線の兵士を鼓舞するための演説するときとかに背後に立たせてたりすると映える、そんな感じのMSっぽいかな、とか思ってます。

けがの功名といいますか、狙ってたわけじゃないけど結果として面白くなることもある。そういうところもプラモの楽しいところですね。

 

 

 

HG 陸戦型ガンダム

(2020年8月頃制作)

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HG 陸戦型ガンダムです。第08MS小隊にでてきた量産タイプのガンダムですね。こいつが3機ほどと支援用の車両1台とで小隊を組んで任務を遂行する感じの運用がされています。地上で使う用なので陸戦型と呼ばれているのでしょう。たぶん。

この第08MS小隊という作品、ガンダム本編よりもミリタリー色が強い感じで戦場のリアルさが感じられます。ストーリー的にも面白いです。終盤のグフカスタムとの決戦とか非常に熱いです。おすすめです。

 

今回は、色分けの追加(外装のグレーの部分。成型色は白一色です)による情報量増やしとウェザリングに重点を置いて作ってみています。

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色分けの境界にスジ彫りを入れて、色の違うところは別パーツなんですよ、という感じを出してみてます。

色はほんとはもうちょっと薄いグレーが良かったんですが、塗ってみないと分からないもので、結局こうなったかんじです。まあ、これはこれで良いアクセントになったかなと思うのでヨシ。いちおうグレーになる部分がなるべく近くにかたまるように配置して、全体としてちぐはぐな感じにならないようには気を使ってます。デザイン的に。

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塗装は今回初めてエアブラシなるものを使ってみました。といっても本格的なやつではなく充電式のお手軽タイプ。

塗料の希釈の具合とかがよくわからずだいぶ苦労しましたが、最終的にはムラなくきれいに塗れたのでヨシ。

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薄めすぎると塗料が垂れてしまってエアブラシでもきれいには塗れないということが分かりました。希釈具合が大事というのを実際に体感して理解した感じです。

マスキングもうまくできてなくてすきまからグレー塗料のはみ出しが盛大に出てたのですが、白の部分は成型色のままなので、溶剤を使って拭き取ってリカバーできました。こういうのも経験ですね。

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ウェザリングガンダムマーカーのリアルタッチマーカーを塗ってからティッシュで拭き取ったりぼやかしたりでやってみてます。あとはタミヤウェザリングマスターのガンメタリックとか赤サビとかで汚してみてる感じ。

汚くなったことで重厚感がでるというか、実在感が出るのは模型作りとしてのおもしろいポイントですね。汚れ方がリアルかどうかはこの際あまり考えてないです。雰囲気重視で。

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ただ残念なことに外装パーツの裏側が特にケアできてないので、塗り分けも汚しも入ってない。見えてるのに…。ここは反省ポイントです。今後に生かしたいです。

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あとは細かいところの部分塗装をガンダムマーカーのメタリック系ので入れてる感じです。額のアンテナとか胸部のダクト?のゴールや機銃の部分シルバーとか、額のセンサーやツインアイのメタリックグリーンとかですね。部分塗装はやればやっただけ情報量が増えていい感じになるのが楽しいですね。

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陸戦型ガンダム、当初はそんなにかっこいいと思ってなくて、このキットも塗装とウェザリングの練習用に、と思って制作したんですが、出来上がってみるなかなかどうしてカッコいいフォルムだなと思えるようになりました。そこそこにごつい感じとスマートな感じが両立してると思うので個人的にはお気に入りです。機会があればまた作ってみたいですね。

 

 

 

HG ガブスレイ

(2020年7月頃制作)

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HG ガブスレイです。Zガンダムに登場するティターンズの可変モビルスーツ。ジェリドとマウアーのコンビでカミーユZガンダムと戦ってたやつです。2対1なのにまた負けてましたが。両脚壊されてもあきらめずにアーガマに特攻かけたりとかだいぶ頑張ってましたけど結局敗走しちゃいましたね。相手が超絶ニュータイプカミーユじゃ勝てなくても仕方ないんでしょうけど…。

ジェリド君、ティターンズのエースパイロット的な立ち位置なのにポンコツ感がぬぐえないんですよね…。次々新型MS乗り回してはカミーユにやられて壊しちゃうし。同僚次々に死なせちゃうし。そもそもガンダムmkⅡのテスト飛行で事故ってるし。それでもなんか憎めないキャラなんですが。ニュータイプと対峙しなくちゃいけなくなったオールドタイプの辛さ、みたいなのを背負ってるんでしょうね…。

 

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今回は初めての全塗装に挑戦してみました。

外装のティターンズブルーと、胸のあたりのゴールドにガンダムマーカーエアブラシを使いました。それ以外のパーツは水性ホビーカラーの筆塗りです。

トップコートは光沢ありにして、Zガンダムに登場する機体っぽさを出してみました。アニメだとZガンダムの機体は光沢感のある表現がされてると思うので。

 

全塗装のテーマはティターンズカラーへの色替え、です。

自分好みの色に塗ってみようということで、どんな感じがいいかなぁ、と考えたときに、ティターンズの機体なんだからティターンズカラーで塗ってみよう、という発想です。ティターンズカラー、好きなのです。渋くてかっこいいです。

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色替えするときに単純に好みで塗っちゃってもぜんぜんOKだと思うのですが、個人的には設定をあれこれ妄想しながら色を考えるのが楽しいです。

今回のは、「ジェリドが使ってたガブスレイの機体は先行開発版なので暫定的に茶色のカラーリングだったけど、正式に量産化して配備されたらティターンズカラーで塗装されるだろうな」っていう妄想から来てます。まあジェリドが壊した後アニメには登場してないので量産化されたのかどうかは不明なのですが、あくまで妄想ってことで。

 

あと今回は色替えだけじゃなくて、情報量を上げる工夫もいくつか試してます。

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腰前側の装甲の平らなところがさみしかったのでスジ彫りを追加してみたり。

 

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コーションデカールをいくつかそれっぽいところに貼ってみたり。細かくシルバーやゴールドの部分塗装を入れてみたり。

 

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パーツのエッジのこすれを表現するためにタミヤウェザリングマスターの金属系のやつを機体各所に使ってみたり。

あとガブスレイのこのバーニアマシマシ感、ロマンが詰まっててとても好きです。数えてみたら全部で22基バーニアがついてます。装甲裏側のチラ見えするところに配置されてるのもたまらんですね。

 

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ちなみに可変モビルスーツですが変形はさせてません。塗装剥げそうっていうのもありますが、ガブスレイの変形後の形状がなんか虫みたいなのですきじゃない…。人型の時のほうがかっこいいです。

 

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特にこの悪そうな顔つきとかいいですよね。連邦の機体なのに連邦感まるでなしという潔さ、嫌いじゃないです。

ティターンズの機体、マラサイにしろガブスレイにしろ、ジオンの技術を取り込んで連邦の技術と融合させて独自の路線で開発されてる感がありますね。でもその後の宇宙世紀の連邦系MSにはこの路線は引き継がれてない感じがするので、ティターンズ失脚と一緒に放棄されちゃったんでしょうかね。(バイアランマラサイガンダムUCでも登場してましたね。でもマラサイはなぜかジオン残党側の機体として出てますよね。なんでだろう?)そういう裏設定的なのを考察してみりするのもガンプラの楽しみだなぁ、と思ったりします。酒飲みながらそういうこと考えるの楽しすぎw

 

 

 

 

 

HG マラサイ

(2020年5月頃制作)

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HGマラサイです。Zガンダムに登場した「ターンが速い」新型ですね。ジェリドとカクリコンの連携でカミーユガンダムMk-Ⅱと戦ってたやつです。2対1なのに負けてましたが。

さて、このキット制作の一番楽しかったポイントは、タミヤウェザリングマスターを使ったお手軽ウェザリング

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関節パーツを黒鉄色で部分塗装したところに、パーツのエッジだけウェザリングマスターのライトガンメタルを塗りつけてます。

これの何がいいかというと、パーツの角がこすれて塗装が剥げたせいで内部素材の金属色が露出しちゃってます感が簡単に出せるところ。黒鉄色はもともと光沢ありのメタリック塗料なので、その質感と相まっていい感じの使い込まれた金属感が出せるのです。これは良いものです。

あと、武器をダークグレーで塗ってあるのですが、その武器の角になるってる部分にもウェザリングマスターを塗りつけてます。

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武器って割と雑に扱われると思うんです。弾切れしたらそこらへんに捨ててったりとか。(きっと戦闘終了後に回収してると思う。もったいないから。)なので、角っこがこすれて傷んでくると思うのです。その感じがウェザリングマスターを塗りつけるだけで簡単に出せる。これがほんと楽しかったですね。こんなお手軽にリアルな表現ができるんだ!って。

ただ注意点としては、ウェザリングマスターは基本粉っぽいので、塗りつけた後にクリアのトップコートとかでカバーしてあげないと触るたびに取れてきちゃうところですね。そこだけ気を付ければ大丈夫。

 

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あとは各部の外装パーツのエッジにもウェザリングマスターを入れてパーツ同士のこすれによる塗装剥げの表現をしてみてます。なかなかいい感じにできたんじゃないかと個人的には思ってます。楽しいあまりやりすぎた感もありますけども。

 

あと、部分塗装で動力パイプの色とかバックパックの色とか自分好みに変えちゃってます。設定どおりに塗ることよりも自分の好みを重視しているので。パイプ類は焼鉄色で渋い感じに、バックパックは存在感を出したかったので装甲の色とはあえて変えてダークグレーにしてみてます。ガンダムマーカーエアブラシで塗ってたかな。

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あとはちょっとだけスジ彫り追加とピンバイスによる穴あけでディテールアップを試みてます。まあ、これは正直あんまりいい感じにはできなかったですね。適当にやっちゃダメですね。どうしたらかっこよいディテールアップになるのか?をよく考えてやらないといかにも「適当に付けました」感が出てしまう。ここはまだまだ勉強の余地ありですね。スジ彫りも失敗してて、余計なところにキズが入っちゃってます。もっと練習して腕を上げないといけないですね。

ちなみにスジ彫りにはクレオスさんのラインチゼルを使ってます。BMCタガネのほうが人気ある気がしますが、違いがよく分かってないのでクレオスさんのでいいや、って。似たようなことできるし。

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モノアイは今回はキット付属のホイルシールを使ってます。キラキラ感のあるシールは積極的に使っていきます。お手軽でかっこいいので。

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全身はこんな感じ。

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全体にはガンダムマーカーのリアルタッチマーカーを塗りたくってから拭き取るフィルタリングで色を落ち着かせるようにしてます。スミ入れはこれで兼ねてるので追加で作業とかはしてないです。

最後にいったんパーツにばらして外装パーツのみつや消しトップコートして組み立てて完成にしてます。関節パーツは金属感を出したかったので光沢ありの黒鉄色塗装のまま。トップコートはしてないので、触るとウェザリングマスターがとれちゃいますが、まあ関節パーツだからそんなに触ることもないだろう、ってことで。

 

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民間人が下から見上げてるイメージで一枚。戦場で戦闘に巻き込まれてこいつに出くわしたらこんな風に見えて怖いんだろうな、っていういうのを再現。

マラサイ、あんまり人気あるイメージないですが、個人的には好きなモビルスーツです。ごつくてがっしりした体形が好みなのです。連邦のMSなのに連邦らしさまったくないですけどね。

 

 

 

 

 

HG ジム・クゥエル

(2020年5月頃制作)

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HG ジム・クゥエルです。ティターンズ用のジム、のようです。

ガンダムのアニメには出てこないので実はよく知らないモビルスーツなのですが、売り場で箱絵を見てたらカッコいいなと思ったので買ってみたキット。ジム系なので作りやすそうだな、ということでガンプラ制作の練習用にしたやつです。

当時は今ほどガンプラ品薄状態ではなかったので、こういうキットがお手軽に手に入ってたんですよね。今から考えると練習台にするとかすごい贅沢感ありますね…。

 

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ゲート処理、スミ入れ、部分塗装、つや消しトップコートをやってます。まあ、練習なので出来栄えは正直いまいちですね…。塗装のはみだしがきれいに処理できてなかったり、トップコートもちゃんとできてなくてつや消しがザラザラしちゃってたり。ゲート処理はデザインナイフでやってみたのですが、ちゃんと処理しきれてなくてゲート跡が見えちゃってますね…。

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ちなみに部分塗装はガンダムマーカーで直塗りしてます。シルバーの部分とメタリックグリーンの部分ですね。

 

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あと今回初めてガンダムマーカーエアブラシを使ってみました。バーニアとか肘関節とかパーツ丸ごとシルバーの部分に使ってます。

これ、うまく塗るにはコツがいるのですが、コツさえつかめばすごいきれいに塗れます。まったくムラにならない。感動ものです。エアブラシというものの良さにハマった瞬間でした。

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ちなみにこのポージングは、実際モビルスーツで戦闘になったらこんな姿勢で撃つんだろうな、っていう想像で作ってます。

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体を斜めにして構えることで被弾面積を減らしつつ、極力シールドで体の多くを隠しながら膝とかの装甲の厚いところを前に向けてる、そんなイメージです。

でもこれ相手が実弾兵器だから意味のある姿勢だけど、ビームライフル撃ってこられたらどうしようもないよね、っていう気がしますねw

 

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キット自体は予想通り作りやすかったですね。作りやすいうえにかっこいいです。練習台にしてしまったのは正直もったいなかったな、と思います。

というわけで、その後また売ってるのをお店で見かけたので追加購入して積んであります。今度はちゃんと手間暇かけてかっこよく仕上げたいものです。

 

 

 

 

HG量産型ザクⅡ(オリジン版)

(2020年4月頃制作)

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ガンダムorigin版の量産型ザクⅡです。HGシリーズです。

この回の制作テーマは「フィルタリングに挑戦!」でした。キットの成型色のままでも悪くはなかったのですが、もうちょっと暗くて渋めの色にしたいなーと思ったのでやってみました。

 

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使ったのはガンダムマーカーのリアルタッチマーカーというシリーズ。要するに水性ペンですね。塗ってもすぐには乾かないので拭き取ったりぼかしたりができるやつです。あと下地の色が透けます。下地の色とリアルタッチマーカーの色が混ざって狙った色味になるように調整する、というのが今回のフィルタリングのやり方でした。

 

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やり方はお手軽で、リアルタッチマーカーを全体に塗りたくってからティッシュでいい感じにふき取るだけ。なのですが、作業としてはけっこう大変で。

まず、所詮はペンなので細いんですね。なので単純に塗りたくるのが大変。こういう時は筆のほうがいいなーと思いましたね。

あとティッシュでふき取る時の具合をうまく調整するのが難しいです。拭き取り具合をうまく均等にしないと場所によって色味が変わってしまいムラに見えてしまいます。まあそれも「味」だと思えばいいのですけど。

 

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ちなみに濃いグリーンの部分は「リアルタッチレッド1」という色を使ってます。緑の下地にあえて補色を載せたらいい感じにくすんだ渋い色になるかなーと思ったので。けどやってみたらいまいち妙な質感になったなぁ、という感想。くすみ方がきれいじゃないというかなんというか。まあ妙な質感ではありますが何となく雰囲気は出たのでこれでいいか、というところですね。

薄いグリーンの部分は普通に彩度が落ちるように「リアルタッチグレー1」を使いました。こちらはまあ狙い通りですね。

この手法を使うとモールド部分にスミ入れしたのと同じ効果がでるので一石二鳥だったりします。スミ入れの手間が省けますね。

 

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それから、部分塗装には水性ホビーカラーを使っています。この頃から本格的に使い始めました。筆塗りです。関節のパーツは赤鉄色、武器類はダークグレーで塗ってます。バーニアは焼鉄色だったかな…(忘れた)。

あと武器にピンポイントで入れてるシルバーはガンダムマーカーのシルバーです。こういうちょい塗りはほんとガンダムマーカー便利。

 

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この頃はまだ筆塗りの希釈具合がいまいちつかめてなかったのでちょっと厚塗り感が出ちゃってますね。あんまり薄めずに塗料多めでもったり塗る感じにしてました。その方が乾いた後にムラになりにくい感じだったので初心者向きかなと思います。(ほんとは薄く何度も塗り重ねるのが良いのでしょうけど、あれけっこう慣れがいると思うんですよね…。)

仕上げとしては、関節部分は赤鉄色のつや感を出しつつ、外装パーツはつや消しトップコートでつや消ししてます。そういうメリハリがかっこいい気がしたので。っていうかかっこいいです。外装の隙間から見える関節だけがギラっと光ってる感じとか、たまらん。

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関節部と外装とで仕上げを変えないといけないので、組み立ててからまとめてつや消しトップコート、というやり方ができないです。ま、この頃は合わせ目を消すという概念がなかったので、普通にパーツバラバラの状態でトップコートしてから組み立ててました。合わせ目もディテールの一種だ!と思うことにしてましたね、当時は。合わせ目消しする技術がなかっただけですけども。

 

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このオリジン版のザクはHGだけどもモールドもたくさん入ってるし、シールもかっこいいので普通に作るだけでもいい感じになると思います。あと可動もよくって普通に膝立ちできます。片膝ついてどでかい対艦ライフル構えてるポーズ、個人的お気に入りです。

 

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一点だけ惜しいのは、モノアイがシール式なのですが、それがホイルシールじゃないところかな。このシールはキラキラしててほしかった…。まあ、モデラーなら自分でどうにかしなさいよ、ということなのですが。これがきっかけでこれ以降の制作ではモノアイにこだわりを持つようになりましたね。そういう意味ではこれはこれでよかったのかな。

 

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総じて、今回のオリジン版ザクはけっこうお気に入りの仕上がりにできたかなーと思います。今でも部屋の展示スペースのレギュラーにしてます。渋く仕上げたザクはかっこいい。

こういう、うまく仕上げられた経験が元になってどんどんガンプラにはまっていくという好循環を生む、というか沼にはまり込むというか、そういうキットでした。

 

 

 

 

 

RG ガンダムMk-Ⅱ

(2020年3月頃制作)

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普通に作るだけでもかっこいいRGシリーズの中から個人的に好きなモビルスーツtop5に入るガンダムMk-Ⅱを作成してみました。この時のテーマは、「スミ入れをちゃんとやる」「部分塗装しっかりやる」「光沢トップコートする」でした。

 

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スミ入れはガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンを使ってます。しっかりモールドになってるところはインクがすーっと流れてくれて気持ちいいですね。ちょっと色が濃すぎたかな、という気もしますが、まあメリハリがついていいんじゃないかな、という感じです。ホントいうともうちょっとさりげない感じでもよかったかもですが…。

 

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部分塗装は主にガンダムマーカーのメタリックを使ってます。額のアンテナとか胸のダクト?に使ってるガンダムレッドゴールドがお気に入りです。いい感じのゴールド感と塗りやすさを兼ね備えてます。適当に塗ってもムラになりにくいというか。いい塗料だと思います。

逆にバックパックのスラスターに使ってみたメタリックオレンジはなかなか苦労しました。あんまり発色してくれないのと、塗料の成分が流れて隅にたまりやすい感じがしました。また塗膜が弱いのかマスキングテープと一緒にはがれてしまったり…。一口にガンダムマーカーといっても中身はいろいろですね。

あとバックパックのバーニアに初めて水性ホビーカラーの焼鉄色を使ってみました。筆塗りです。面積が小さければ筆塗りでもムラになりにくいのでやりやすかったですね。焼鉄色、派手過ぎない渋い感じの金属光沢感が良い感じでこれもお気に入りです。今ではレギュラー塗料入りしてて、ちょいちょい使っています。

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ツインカメラ(目ですね)もガンダムマーカーのメタリックで塗ってます。その周りの黒いところとの塗り分けが難しいのなんのって感じでした。すごい細かいとこですし。

 

トップコートを光沢にしたのは、Zガンダムモビルスーツってアニメの作画的になんかつやつやしてるなーと思ったのでやってみました。Mk-Ⅱは序盤の主人公機だし、ヒロイックな感じもしていいかな、と思ったので。光沢つやつや仕上げだとなんとなく車の塗装みたいなので兵器としてはどうなんだろう、と思ったりもしましたが。まあそのへんは気にしない。

ちなみにトップコートはスプレー塗装したのですがまだ慣れてなかった頃なので、1か所に吹き付けすぎてスミ入れ塗料が溶け出してにじんでしまうという失敗をしてたりします。スプレー塗装は吹きすぎに注意が必要ですね。このへんは練習して経験を積むしかないのかなーと思ってます。言葉で説明するには加減が難しいですからね。

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あと全体的にシール貼りには気を使いました。モールドと重なったり、角を巻き込むような貼り方をするとはがれやすいんじゃないかという気がしたので、モールドを部分を避けて貼ったり、角を巻き込まないように余白部分を切り取ってみたり工夫をしてます。

まあ、それでもシール貼ってる感はなかなか消えないですねぇ。トップコート1回吹いただけではだめなのかもしれません。

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上の画像とか、エウーゴのロゴのシールの境目が分かっちゃいますね。やはり水転写デカールがほしいところです…。

ちなみに、「AG 004」っていうのはアーガマ搭載の4番機っていう意味であってるんでしょうかね。クワトロ専用の赤いリックディアスとアポリー、ロベルト用の黒いリックディアス2機がすでにあったので、このMk-Ⅱは4番機、なんでしょうか。という妄想をして楽しんでたりもします。こういうのガンプラの面白いところですよね。

 

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全体としては、外装部分は光沢感のある仕上げにして、内部フレームはつや消しにするという方針で作ってます。全部つやつやにするよりメリハリがあっていいかなと思いまして。結果としては成功したかな、と思います。

Mk-Ⅱはこの初代ガンダムの正当進化系って感じのデザインが好きですね。それでいて時代の進歩も感じさせる洗練されたデザインとかもかっこいいです。スマート過ぎずちょっとごつめな感じとかも自分好みで良きす。あとなんかMk-Ⅱはビームライフルよりもバズーカのほうが似合うと思ってます。異論は認めますw