HGシャア専用ザクⅡで退色表現にトライした話
(2021年3月頃制作)
HGシャア専用ザクⅡです。最近新しくなったほうのキットです。今回は「退色表現」というのをやってみよう!という取り組みです。
退色表現というのは、塗装が紫外線やら経年劣化やらで色あせてしまった状態を表現するプラモの技法(だと思う)。現実だと放置されたの車とか公園の遊具とか、そういうので何となく色が白っぽくなってる感じのやつ。あれを塗装で表現してみようというわけ。
やり方は今回は初挑戦ということでウェザリングカラーを使って白っぽくなった感じに汚してみる方法を試しました。プラスチックの成型色のままでウェザリングカラーのマルチグレーとマルチホワイトを重ねがけする感じで。全体的にランダムな感じになるように適当にバシャバシャ塗りたくって、薄め液を付けた綿棒で適当にふき取っていくやり方でやってみた。
それ以外には、タミヤのウェザリングマスターのガンメタルをエッジに乗せて汚しています。退色表現とウェザリングはセットで考えよう!って何かの模型雑誌で読んだので。たしかに、古びて色あせてるなら汚れやキズもついてる方がそれっぽい気がする。
デカールは戦車をイメージして少なめ。戦車って部隊マークと番号くらいしか描いてなかったりするのでそんな感じを目指して。
モノアイは3mmプラ棒を短く切ったやつを刺して加工しました。色はガンダムマーカーのメタリックピンクだったかな。この加工すると手軽な割にちゃんとモノアイが立体的なパーツでできてる感が出てお気に入り。色もモノアイにピッタリだと思う。
自分的には退色表現うまくいった!と思ってます。まあ実際宇宙で運用される兵器がどう退色するかとか全然わかんないので妄想です。妄想ですがいいんですよそれで。そもそもフィクションだし。自分が納得できればヨシ!
でもよく考えたらオリジナルと比較しないと退色した感が出てるのか分からないですね…。仮組み時点で写真撮っておかないといけなかった。
退色表現ってリアルさを出したいときに良いんですよね。ちゃんと使われてる機体っていう雰囲気が出せるのが良いです。カッコいいモビルスーツとしてキレイに仕上げるのもいいのですけど、使われてる感を出すとフィクションでも実在してそうな感じがするというか。しっかり模型を作ってる気分にもなるんですね。
ついでなので屋外撮影も試してみた。いや、シャア専用ザクが地上にいるのもおかしいんだけど。まあいいか。
という感じで、今回はなかなか満足のいく仕上がりにできました。キットの出来が良いのでそれに助けられてますが、とても良いザクです。