HGヤクトドーガ(クェス機)で自分の塗装スキルと向き合う話
(2021年1月頃制作)
HG ヤクトドーガです。クェス機のほう。武器もシールドも持たせずに素立ちで。これで充分カッコいいと思います。
良いですよね、ヤクトドーガ。どっしりしてて。ドムっぽい重モビルスーツ感。あと、でかいんですよね他のHGのガンダムシリーズの機体と比べると。迫力あります。
でも、でかいHGということはつまり大味ってことでもあるんですよね。なので面が大きいのにあんまりディテールは入ってない。そうなってくると、どうにかして情報量を増やしてあげたくなります。
で、ヤクトドーガって曲面が多いので、今回もシルバー下地を透けさせる手法で金属光沢を利用した自然な光の反射によるグラデーションを目指してみました。そこは狙い通り。曲面の形状がちゃんと表現できたと思います。
でもです。面が大きいっていうことは塗装の難易度が上がると思うんですよ。特にシルバー。こいつが難しい。
この右肩の盾みたいなシルバーのパーツ。エッジの部分が黒っぽくなってますよね。これ、ねらってこうしてるわけじゃなくて。塗装ミスなんです…。塗料の希釈をミスって薄めすぎたので、金属の粒子が流れてしまった感じですね、たぶん。
この腰部のフロントアーマーも、向かって左のやつの周辺部だけ色味が違ってます。これも下地のシルバーの塗装ミス。
こういう、きれいに塗れてないことをごまかすすべがないんですよね。面が大きいと。スジ彫り追加したりデカール貼ったりで情報量を増やしてると塗装が多少下手でもあまり気にならないんですけど、そういうごまかしがきかない。
まあ、こういう大き目のデカール貼ってそっちに目を引くことでごまかすっていう手もあるとは思うけれども。
キットの曲面のきれいさを出そうとすると余計な情報量は必要なくて、そうなると塗装がとても大事かつ目立つポイントになってくると思うのです。上の写真もシルバーがざらついた感じになっててあんまりきれいじゃない。
模型制作ってある意味自分と向き合ってるところがあると思います。どこまで作りこんで完成とするかって自分で決めることなので。今回はエアブラシ塗装ってまだまだスキルを磨かないとダメだねぇ、というのを実感しました。
まあでも、この塗装の下手具合が今の自分の現在地を示すマイルストーンみたいなものだと思うのです。後で振り返ったときに、あの頃はこのくらいしかできなかったんだよなぁ、という思い出にもなるだろうし。もっとうまくなりたい!というモチベ向上の糧にもなる。そういうわけで、このキットは仕上がりはいまいちになってしまったけどお気に入りのキットになっていたりします。
さて、ヤクトドーガ、ギュネイ機も積んであるので、そっちでリベンジしたいですね。いつになるやら、という感じですがw