HG ブグ(ランバラル機)
(2020年12月頃制作)
HG ブグです。ガンダム・ジ・オリジンの機体ですね。ランバラルが月面で乗ってました。
今回は全塗装です。もともとの色はもっと青いのですが、オリジナルな塗装にしてみました。軍用機っぽくブルーグレーの感じに調色して塗装しました。
個人的な見どころは、ブルーグレーの金属っぽい塗装。自分の中では過去イチでうまくできたと思ってます。
前回やったドム試作実験機の重厚感を出す塗装をほかの色に応用できるかな?というのを試しにやってみたら、自分で狙った以上の結果になってくれましたw
ドム試作実験機
下地にシルバーを塗った上に色をうっすらのせて最後につや消しするやり方です。金属の光沢を出せるようにする工夫です。このやり方なら好きな色を重厚感のあるメタリックにできるんじゃないかな、という発想。
金属光沢があることで、自然な光の反射によるテクスチャやハイライトが出せていると思います。スミ入れをしただけで、ウェザリングやハイライトを入れるような塗装は一切してませんが、自然にエッジの立った感じが出てますね。
光の当て方に対して自然にハイライトが入るっていい感じですよね。置いた場所になじむというか。「そこにある」という存在感をしっかり出せているなぁ、と思います。グラデーションのかかり方とかも自然に入ってくれてます。
肩アーマーの曲面の光り加減とか、いい感じだなー、と思います。
ちなみに動力パイプは焼鉄色をそのまま塗っています。その金属感と同等の金属感をブルーグレーでも出せてるんじゃないかと思います。
部分的に濃い青になってるところはマスキングして塗り分けました。ちょっとしたアクセントになってよかったと思います。もともと段差がついてるところをマスキングしただけなのでそんなに苦労せずできます。おすすめです。
あとはコーションデカールをそれっぽいところに貼って情報量を足しています。それっぽいところっていうのは、「この近くにいると挟まれるかもしれないから危ないよ」とか「ここ熱いから気を付けてね」とか「ここにメンテナンスハッチを開ける用のスイッチがあるよ」とかそういう感じのところ。キットのモールドをそういう風に見立てて、その近くにコーションデカールを貼ってみたりすると雰囲気が出ると思います。
上の写真だと、脚の青い塗り分けしているところはメンテナンスハッチになっててスイッチ押すと開けられるようになってる、と見立てています。動力パイプの近くのハッチは開けると熱いから気を付けてね、って注意書きが書いてあるイメージですね(イメージです。ほんとに熱いのかは知りませんw)。
実のところ、塗装の実験として作り始めたキットなので、パーティングラインが残っていたりとか、面だしやスジ彫りの彫り直しをやってなかったりとか、加工や整形はサボってます。あと一か所すごい塗装ミスをやらかしてますが、手の込んだ塗装をしてる都合上修正ができずそのままになってたりします(どこかは内緒w)。
でも全体の仕上がりはとても満足です。時に狙った以上の出来栄えが偶然できてしまったりするのもプラモの楽しいところだなー、という所で今度からはこういうのを意図的に出せるように頑張っていきたい所存です。
モノアイのメタリックピンクもかっこよく塗れた!